小倉の旅
今日は一日小倉城とその周辺を旅しました。
メモ程度に行ったところと感想をば。
①小倉城
決して城めぐりが趣味ではないのだけど、目的地に城があれば私は城を目指している。
小倉城は小振りの城で、こう書いては何だが、安心する大きさだ。
大きな城は観て回ると時間がかかって、終いにはめんどくさくなってしまう。
その点、小倉城は短時間で観ることができた。
中は工夫を凝らしていて、先ずは小倉の下町の一日をジオラマと光、ナレーションで再現。
小倉城の成り立ちも教えてくれた。
その他にも各階に体験ゾーンが。
ボタンをひとつ押したら前後に揺れる大名かご、飛脚と足の速さを競うゲームなどなど。
家族連れの方が楽しそうにやっていた。
まあ、私もいい年してやってみたのだけど(笑)
②小倉城庭園
私の主目的。
ここの企画展で『大正・昭和のオシャレ女子』をやっていたので、それを観に行った。
庭園自体も素敵でしたが、展示物が面白かった。
常設展では日本の作法や儀式について。
小倉の伝統行事や贈答についても展示されていて、興味深かった。
で、企画展はというと、小振りながら観たことがない抒情画がたくさんあった。
あと、驚いたことが全ての展示物が『個人蔵』。
マジか、と一人で驚きの声を上げてました。
個人的には、
高畠華宵の『あじさい少女』『七転八起海運出世双六』
小林かいちの『彼女の青春』
志村立美の『舞い』
が素敵でした。
図録があれば即買いだったのだが、小さな企画展の為作成されていないとのこと。
③松本清張記念館
御一人で推理小説、歴史小説、果ては古代・現代史の研究までされた知の巨人のような松本清張の生涯を学んできた。
松本清張の作品はそんなに読んではいないが、展示物は丁寧に各ジャンルの作品や松本清張の考え方がわかるつくりになっていて、十分理解できた。
松本清張の生涯を22mの年表で当時の世相も交えて展示されていたので、そちらもわかりやすい。
順路を進むと、『思索と創作の城』と題して、東京で執筆活動をしていた家を再現・展示されているコーナーへ。
書斎は特にリアリティーがあり、松本清張の執筆姿を想像しつつ、同時に凄さを感じた。
以上。
ひとつの場所にこれだけの施設があると本当に便利だ。