落語教育委員会 春日編 2014/7/12

一週間嫌なことがあったから、笑いで全てを吹き飛ばそうとやってきました。
しかし乍ら、楽しみの8割を占めていた携帯電話コントを観ることが出来ず。
どうやらトコトン一週間運が悪かったようです。

以下、演目と感想。


笑運来福ふれあい寄席「落語教育委員会

一.コント 「敬老会謝礼場」(未見)
一.金明竹   月の家鏡太
一.夜の慣用句 柳家喬太郎
仲入り
一.お菊の皿  三遊亭歌武蔵
一.お直し   柳家喜多八




金明竹  月の家鏡太

地方に居るとあまり二ツ目さんの芸って観ないからわからない。
だから偉そうなことも云えない。とは思っている。でもちょっとだけ。
言い立ては流暢だったけど、人物の演じ分けはイマイチだったとは思う。
正直「金明竹ってこんなに面白くないんだっけ?」と思った。
あと、前座仕事が雑だった。
以前観た三三の弟子・小かじさんは丁寧に仕事していたから、尚更雑さが際立った。
羽織丸めすぎだって。


夜の慣用句  柳家喬太郎

マクラからしっかり沸かせてた。
9日間の旅だったから、疲れてます!て宣言されてました(笑)
客筋が読めなかったのか、迷いに迷って新作落語
私は好きなのでうれしかったんですけど、新作だからなのか慣用句の小さなギャグがわかってないのか、客席の反応がイマイチだったため噺の途中でボヤいてました。
そんな喬太郎師匠が面白かった。
割と年配の人が多いと思いきや子供もいたからね。
午後の保健室とかだったらまた反応も変わってたのではなかろうか?


お菊の皿  三遊亭歌武蔵

「只今の協議についてご説明いたします!」
いつもの前口上を生で聴けただけで幸せ。
相撲のマクラも楽しく聴かせてもらいました。
チラシのプロフィールに前座名が「歌ちどき」ではなく「歌もどき」と書かれていたのをネタにしてました。
主催者は何を取り間違えて「歌もどき」にしたのやら。
噺はこの日一番の笑いだったのではなかろうか。
ただ、下座さんとの打ち合わせミスで肝心のところで噺が止まっておかしな笑いが起きたけど。
それもライブってことで、お客としては楽しかった。


お直し  柳家喜多八

出ました、殿下!と初っ端からの脱力トークで思いました。
廓の話を振ってたから自然と今日は廓噺だと思いましたが、果たして子供がいる中で大丈夫か?と一抹の不安が・・・。
案の定子供たちは静かに聴いておらず、キョロキョロし出しているのが目の端で見える。
席を立ち始めるからこっちの集中力が切れた。
終いには大人まで終演後混むのが嫌とみて席を立ちだすマナーの悪さ。
師匠の噺が半分くらいしか入らなかった。
噺は最後まで聴きなさいよ、大人でしょうが。
子供は致し方ないよ、わかんないんだもん。でもね、大人は駄目だろうよ。
師匠も最後まで集中してたのだろうか?絶対目に入ってたと思う。
お直しは初めて聴いたけど全体的に暗い噺だったこともあり、若干消化不良で落語会を終えてしまった印象。
師匠は悪くないんだけどね。



十五時半と云う中途半端に始まったので、終演は十八時。