枝野氏、経済産業相に…

枝野氏が経済産業相に任命されてビックリした。



こんなにあっさり復活してきたことが意外だから、もある。
むしろ他にカードがなかったのか?と思ったのだ。

個人的には枝野氏は好きだ。
東日本大震災では官房長官として表に立ち、記者会見での疲弊ぶりを見てTwitterで「枝野寝てくれ!」などとつぶやく皆さんとともに心配をしていたし、政府のスポークスマンとして冷静な態度を心がけている様に感動もした。
だからこそ、あんなかたちで管内閣が退陣して新内閣になった際、枝野氏の名前が閣僚名簿になくても「まあ、今はとにかく心を休ませてください」と思っていた。
枝野氏は休んでもいいと思うほど、仕事を全うして下さったと思っている。

が、このニュースである。
正直「ええ!?」と思った。
詳しい任命理由などは知らない。
どういう経緯でご自身が受けたのかも知らない。
即戦力、という理由が挙げられていることだけは知っている。
即戦力。
たしかに即戦力か否かは重要だ。
経済が疲弊している今、早急に対策を考えなければならないだろう。
だが、それで枝野氏を任命するのはどうなのか。
他にいなかったのか。
民主党に人材はなかったのか。
大臣経験がなくとも経済に精通しているならば、可能性を秘めた人材があるのならば何故そちらを任命しない。
否、人材がないから任命できないのか?

うーん、と唸ってしまう。
政権交代のあった、あのとき。
私は希望を込めて民主党に一票投じた。
それは、新しいやり方で、若い力で国を変えてもらいたいと思ったからだ。
それが……
枝野氏は若いだろう。
しかし、もっと若い人を育てないといけないのではないか。
いまだ小沢氏の影に怯えているかに見える民主党のイメージを変えるためには、もっと思い切った人事が必要ではないのだろうか。

政治を特別に学んだわけでもない、一人の国民としての意見である。
知識人から見れば浅はかな考えかもしれない。
が、そう思ったのである。
それを記したかったのである。
お許しいただきたい。