2013-10-23 詩 『電車』 創作 電車 電車にゆられて頭はそぞろ 脊髄が痛むような感覚に吐きそうになるほど気持ち悪い車掌の濁声アナウンス 女子高生の笑い声 完全なる不協和音吊り革が同じように揺れ 私たちもまた同じように揺れる あ、吊り広告も静かな疲れきった人々に 私もため息少年たちが大きな音を立てる まるで自分たちを見つめてと叫ぶよう でも、大人たちは知らん振り何も言わないんだから 嗚呼、まったくヤンなっちゃう 酔っ払い素面馬鹿阿呆無邪気みんなそれぞれ違うイキモノ