名前が見つからない

我が家は空前のベアーちゃんブームである。


何を思ったのか、ある日父がひとつのぬいぐるみを買ってきた。
小さな小さなベアーちゃんである。
「どうだっ、可愛いだろう!」と自慢げに云った父。
家族としては、ぬいぐるみは私が幼少の時から買ってきていたのでそのときは“大人になって買って来るか?”と思いつつリビングに飾ったものである。

だが、その日からベアーちゃんが徐々に増えてきたのである。
そして今日までにその数は8体にも及んだ。
サイズも小・中・大とさまざま。


リビングに飾れなくなったから、私は一番大きなベアーちゃんを引き取った。
その子は三郎。
安直だが、三番目にやってきたから三郎である。
私の車にも小さなベアーちゃんがやってきた。
一太郎
これは母が命名した。
小さなベアーちゃんは4体いて、母が適当に名づけちゃった。

ベアーちゃんの名前をつける、と意気込むこともない我が家。
しかし彼らをしっかり自分のベッドなり車なりに置いちゃって可愛がっている。
そんな不思議な我が家である。


だが、これ以上は要らない。
だって、まだ命名されてないベアーちゃんがいるんだもの。。。




今週のお題「名前をつける」