映画『マダム・イン・ニューヨーク』

福岡にはミニシアターがKBCシネマぐらいしかないから困る。





上映期間は限られているから、その期間に観れなかったらお終いだし、食指が動く映画は少ない。
本当は古い映画(モノクロ時代の映画。たとえば『雨の朝 パリに死す』とか)を上映して欲しい。
でも、新しい映画も回らないのに古い映画求めても……ね。
そんなわけで、福岡にミニシアターをあと二館くらい増やしてくれないかと思っている今日この頃。


さて、今日は『マダム・イン・ニューヨーク』を観に行った。
インド映画は大学時代授業で観て以来。
そう、主な舞台はニューヨークだが、インド映画なのである。
主人公のシャシが可愛くて美しくて可愛くて。
主人公はマダムだから、ある程度年齢重ねてると思っていたけど役者さんはなんと50歳。

シャシは普通の主婦で、英語が出来ないことを夫と娘に馬鹿にされて人間としての自信を失くしている。
でも、ニューヨークで一大奮起して英語を勉強し出して---というストーリー。

勉強は何歳からやっても遅すぎることはない。
要はやる気と情熱であることを教えてくれる。
また、家族とは、夫婦とは何かを最後のシーンで強く教えてくれた。
最後のシーンはウルウルしながら観て、そして、大いに共感して大いに反省した。
私も母に対してひどい言葉を浴びせていたかもしれない。
母がいるから、家族は成り立っているのだと改めて感じた。

それにしてもシャシが着るサリーはどれも美しい。
映画では全シーンで同じサリーを着ていない。
民族衣装とは、その民族を一番美しく魅せるものであると改めて思う。
私も明日は浴衣着よう。