『お囃子えりちゃん 寄席ばなし』 恩田えり著

お囃子えりちゃん寄席ばなし

お囃子えりちゃん寄席ばなし





発売当初から興味はあったのだが、なかなか買う機会がなかった。
ようやく購入して、読んだ次第。

お囃子さんの本はあまり見かけないので、お囃子さんの一日や一人前になるまでの道程がマンガやイラストを通してわかりやすく描かれてあった。
道具や出囃子のタイミングなど、現場の人ならではの事情がよくわかった。
それだけではなく、恩田えり師匠本人のこともわかって楽しく読ませていただいた。

とにかく寄席がお好きな方なのだなあと云う印象。
「寄席にいたい」と云う一念がすごく伝わる。


お囃子さんのことをわかる本でもあるけれど、私にとってはどちらかと云えば夢を叶えたい人に勇気を与える一冊、と思っている。


地方にいるので、なかなかお見かけすることは出来ないかもしれないけれど、一度恩田えり師匠の生の三味線をお聴きしたいものです。