私にとってのアイドル

アイドル、というと色々と思いだす。



私が初めて好きになったアイドルはKinKi Kids堂本剛だった。
当時は「金田一少年の事件簿」が大人気で、私もよく観ていた。
すっきりした髪型で、歌もうまい堂本剛の大ファンだった。
剛派・光一派の二分割でしかなかったあの時代が懐かしい。
金田一少年、再放送ないだろうか。←そっちか


アイドルと云うと、意外にアイドルもののマンガは数多くあることを御存じか。
実在のアイドルが主人公のマンガは勿論だが、私が好きなマンガがひとつある。

渡辺多恵子著『はじめちゃんが一番!』だ。

普通の、ちょっとそばかすが気になる女子高生・はじめちゃんの五つ子の弟たちがひょんなことからアイドルになった。
はじめちゃんは彼らをフォローしたり、アイドルに恋をしたりして青春を駆け抜ける物語。


これはたしかにアイドルの話で、五つ子ちゃんやその他の登場人物たちのショービジネスに対する気持ちなどはすごく格好良い。
しかし、何よりはじめちゃんのひたむきさ、努力、悩み苦しみ、タイトル通りたくさんの登場人物たちが「はじめちゃんが一番!」と云わせるような、はじめちゃんの魅力。
アイドルとはテレビの向こう側ではなく、努力をする人そのものだと感じられるとても良い作品だ。
私、年に一度はふとしたことで思いだして、読んで、最終回で泣く。

私の中の究極のアイドルはと云うと、実は「はじめちゃん」ではないかと思うのだ。


一度読んでみて欲しい。
実はアイドルって身近にいるものだと感じられると思うの。



はじめちゃんが一番! (1) (小学館文庫)

はじめちゃんが一番! (1) (小学館文庫)

今週のお題「私のアイドル」