衆議院選挙

20時になると同時に、自民党圧勝の予測が流れる。



こうもあっさり大勢が決まって良いものだろうか。
こっちが悪かったから、今度はあっちにしよう。
そんな安易な結果に思えてならない。
福岡の小選挙区は自民圧勝とのこと。
これだけでも安易な行動の裏付けになるのではないだろうか。

自民党が勝ったのではない、民主党が負けたのだ」と誰かが云った。
そうなのかもしれない。
でも、自民党は結果として国政を動かすチャンスを得たのだ。
私たち国民の多くは、それを選択したのだった。


今回ほど選挙権を考えたことはない。
政党の乱立、公約は似たり寄ったり。
どの党に入れたら自分自身が一番納得するかを悩んだ。
そのなかで一番思ったのは、維新だなんだと言葉は良いが、合併するならば党を乱立させるなという気持ちである。
日本を変えたい気持ちが、合併のせいで霞んでしまった。
うさんくさい集団にしか思えなかった。
仮に政策を信じて票を投じたとしても、選挙後合併して政策が変わる恐れがある。
これほど不快なものはない。
だから、私は今回新政党に票を入れるのは止めた。
彼らの今後の誠実な政治活動に期待したい。
票を投じることは、すなわち自分の未来を託すと云うことだ。
それを放棄したくないから、新聞や広告やインターネットで情報を整理して、自分なりの気持ちを込めて票を投じた。
しかし当選しないことには気持ちは空回り。
今回、そんな無力さも感じた。


投票率は前回よりもだいぶ落ち込んだらしい。
Twitterの中ではたくさん呼びかけがあったが、なかなか難しいものだ。
日本と云う国を、どうやら多くの国民が諦めているらしい、
そうさせているのは果たして、政治家なのだろうか?
選びもしないのに文句だけ云っている私たち国民ではないだろうか。
私たち国民が厳しい目を向けないと、政治家(官僚も)だって真面目に動かない気がするのだが。

そんな青臭いことを云う私は、愚かなのであろうか・・・。